レアルの刷新
一足早く「今シーズンが終わった」レアル。
CLも国王杯も敗退し、リーガでも首位のバルサと12P差。
さりとてCL出場権を失う5位とも10P差で大きな取りこぼしが無い限りCLもまだ堅い。
おそらくペレスに泣きつかれ『新』監督に再任したジダンには前回よりも大きな権限が与えられたでしょうし、来期に向けての補強戦略が練られてる事でしょう。
ポジション別にちょっと考えてみましょう。
GK
補強の必要性:低
比較的補強の必要性が低いのがGK。
パフォーマンスに批判的な声も多いクルトワと、出れば一定以上のプレーは見せるナバスの2人は、それでも欧州屈指のGK層と言えるでしょう。
特にクルトワは世界最高のGKとの呼び声も高く、今後DFラインとの連携が深まればという所。
もう一つは、再任したジダンの中に「息子をレアルの正GKに」という考えがあれば、息子のルカ・ジダンの邪魔になるような年若いGKの獲得は無いでしょうね。
DF
補強の必要性:中
ポルトからブラジル人DFのミリトンをすでに確保しており、プレーだけならいまだに世界最高峰のセルヒオ・ラモスを筆頭にまずまずの層が揃っており、多少の入れ替えは必要かもしれませんが優先順位は低めかも?
カンテラ出身の若手であるレギロンにポジションを奪われかけで去就が注目されるマルセロも、本人の口からの残留宣言に加えてジダンからも残留要請があった様です。
MF
補強の必要性:大
主力で安定した活躍を見せているのはカゼミーロくらいで、W杯のハードワークがたたっているモドリッチや調子の上がらないクロースのCLV3の立役者達が低調です。
補強の必要性も大きく、トッテナムのエリクセンあたりが候補の様です。
ただ、補強資金の「選択と集中」を行う場合は、ジダン監督は親しんだイスコやアセンシオに託す可能性もあります。
FW
補強の必要性:特大
今季の低調の原因と言えるのが攻撃陣。
リーガでの総得点は2位ですが、1位のバルサとは20点以上あけられています。
低調なベイルに得点は増えたものの良さが消えたベンゼマ。
ヴィニシウスがチームにフィットしてきたのは行幸ですが、大刷新の可能性ありです。
まずは相思相愛のアザール。盟友クルトワもいて本人に対する移籍へのハードルは少なく。
しかし現所属のチェルシーが補強禁止を食らった場合、チェルシーは後釜確保の観点からアザールの放出を認めないかもしれないのがネックですね。
理想はエムバペとハリー・ケインでしょうが、ともに現所属クラブへの愛着が強い様で実現は不透明。
逆にクラブとの関係が悪化しているイカルディとネイマールが次善策でしょうか。
サラリーキャップのあるリーガでは大物を買うには大物を売らなきゃいけないかもしれません。
やはりベイルは引き取り先さえ見つかれば・・・。