ミランの補強状況2018 2(8月14日版)
ミランの補強状況について。
前回の続きです。
1.ティエムエ・バカヨコ MF フランス
この夏何かと補強がバッティングしたチェルシーからの補強。ミランも狙っていたレアルのコヴァチッチの獲得で押し出された形で、買取オプション付きのレンタル移籍。
正直今のミランでは獲得がラッキーくらいのタレントです。
アフリカ系の選手でとにかく体が強く球際に厳しく行ってボールを奪取するのが特徴の選手。まさに現監督のガットゥーゾの現役時代を彷彿とさせる選手。
足元が上手いという訳ではないものの体の強さを活かした強引なドリブルでいっきに持ち上がるシーンも見られます。
問題は今までいたプレーしていたのよりシステマチックで戦術的なイタリアに順応出来るかどうか。
しばらくはケシエの控えかもしれませんが、うまくハマればケシエと並んでセリエA屈指の守備的な中盤の形成も可能でしょう。
2.サム・カスティジェホ MF(WG) スペイン
まだ正式発表ではないですが、既にメディカルチェックの為にビジャレアルの練習を欠席してミランに移動したとの話。
内容は今季レンタルで移籍していたバッカ+金銭との実質トレードとの話。
バッカはすでにイタリアでのプレーの意思とモチベーションが無く、カスティジェホも10番を背負いながらチームで微妙な立場にあったようでwin-winトレードとの話。
既に獲得したハリロヴィッチと同じ「過去の神童」とも言える選手。
2016年にイギリスの雑誌で当時の21歳以下の欧州リーグ所属選手のランキングでスターリングに次ぐ2位に付け、近い将来のスペイン代表入りも確実と言われた逸材ながら、気づけば23歳でもまだ代表出場無し。
それでもビジャレアルでは中心選手としてプレーをしておりクオリティの高さは本物。
プレースタイルは俊敏性が高くより前に仕掛けるタイプ。少し前にミランに居たデウロフェウに似ていて、彼の様に救世主になれるかもしれない選手です。
両ウイングが可能で、スソやチャルハノールとのターンオーバーが可能です。
左サイドではチャルハノールとタイプが完全に違うため戦術に幅が出来そうで。
この2人で補強は終了の様で。
噂されたラビオやミリンコヴィッチ・サビッチの獲得は無し。
慎重な収支運用がなされただけに冬も大きな売却がなければ大きな補強は無さそうで。